カメラ修理について③-修理料金について
修理料金についてお伝えします
修理料金の内訳は部品代+技術料+宅急便代です。
当店から修理屋さんにカメラを送らなければならないので、宅急便代はかかってしまいます。
①部品代
数十円の小物部品から、数千円の電子部品、高級レンズのAFユニットは数万円することがあります。
②技術料
工作機械で部品を作ったり、オーバーホールをした場合など、1万円以上、場合によっては数万円の
技術料がかかります。特殊なレンズの研磨など、外注に出した場合は料金も高くなります。
水銀電池やアルカリ電池が液漏れして、電池蓋が固着したときは、外すのにとても苦労するため、
それなりの手間賃をいただきます。
また素人の人や、そのカメラの修理に不慣れな方が分解して、組み間違えているものなど、
後始末が大変なこともあります。
➡「カメラは安く治るもの」と考えている方はカメラ修理の依頼は諦めてください。
今、今ちょっとした仕事でも時給1000円は当たり前です。50年以上修理の仕事をしている技術者に
1時間1000円の手間賃で働けと言うのは失礼というものです。カメラ修理はよほど軽微なものでな
ければ1万円以上は間違いなくかかります。未整備の中古品が1万円で売られているのに、整備代が
1万円以上かかると言う話はザラです。
事情によっては、できるだけ安く修理してくれるように修理屋さんに交渉しますが、少しでも
値切ってやろうと、と言う考えの方は、当店ではお断りさせていただきます。
古いデジカメは修理できるか?
結論から言えば「できません」。デジカメは新品の販売数がフィルムカメラに比べて少なく、
補修部品の供給も少ないため、メーカーの修理対応期間が終了すると、修理屋さんの部品も
すぐに無くなってしまいます。
⇒コンパクトデジカメ…メーカー対応修理後、1年以上経つものは直りません
⇒一眼レフデジカメ、ミラーレスデジカメ…メーカー対応終了後、2年以内なら部品が残って
いる可能性があります。ニコン、キャノンの一眼
レフデジカメで人気のあったもの(よく売れたもの)
は2年以上部品が残っていることがありますので、
ご相談ください。
最後に・・・
当店ではカメラ修理は店頭でお預かりして、仕上がったら店頭でお渡しすることを原則とさせて
いただいております。
しかし遠方でご来店できない方は、まずは電話でご相談ください。確たるご返事ができないときは、
いったん電話を切って、修理屋さんに問い合わせてから、折り返しこちらからお電話させていただ
きます。
カメラ修理に「絶対」はありません。
私が「修理できそうです」とお答えしても、修理屋さんがカメラを分解したら、予想外の不具合が
見つかり、修理不能でお返しすることもあります。
どうぞ中古カメラに「絶対」を求めないでください。
当然、こちらは全力を尽くす事はお約束します。
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